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中国から毒物を混入した小麦粉が輸出されていた件。
貿易には、「信用」が大切である。しかし、そのようなセオリーが通用しない相手が、世界の貿易のビッグプレーヤーになっている現実。製品は「アメリカ製」になるため、中国産小麦をしようしているかどうかは、消費者には判断できない。


産経から要約

中国産食品に強い警戒感 米ペットフード禍で

毒物が混入したとみられる中国産小麦を原料に使ったペットフードを食べて、米国の犬と猫16匹が腎不全にかかって死亡したほか、約1万匹のペットが嘔吐(おうと)や食欲不振などの異常を訴えた事件が起こり、中国製の食品への不安が広がっている。

このペットフードはカナダ・トロントのメニュー・フーズ社が製造したもの

昨年12月3日から今年3月6日までに米カンサス、ニュージャージー両州の2工場で製造された犬用フード95種、約6000万点を回収

殺鼠剤に使用される「アミノプテリン」が検出

アミノプテリンは酵素阻害剤の一種で、米国で抗ガン剤のほか人工中絶を目的に使われたこともあるが、胎児の先天異常を引き起こす副作用があり、現在は処方されていない。

同社に小麦を卸しているチェムニュートラ社は同紙に対して、メニュー・フーズ社への小麦は中国江蘇省の徐州安営生物技術開発有限公司から購入したと言明

FDAによると、先月1カ月だけでも、中国から米国向けの食品を積んだ船舶215隻が食品の安全性に危険性があるとの理由で陸揚げを拒否されている

日本では2002年に、中国産ほうれん草から基準量以上の農薬が検出されたことから、輸入停止措置がとられたことがある。また、中国保健省によると中国で05年、毒物が混入された食品が原因で9021人が食中毒にかかり、235人が死亡。また、人口の4分の1に当たる3億人が、食品が原因による病気にかかっているという。
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